今回は当店が(中古)マンションを選定する際、注目する
ポイントをご案内します。
<ポイント:その1>~修繕歴・修繕積立金
マンション購入検討時には「管理費」・「修繕積立金」は事前に目にすることはできます。
しかし見落としが多いのはマンション管理組合会計収支です。
特に修繕積立額は10数年に一度施工する「大規模修繕」にそなえる積立金なので
その積み立て状況をチェックする必要があります。収支がよくなかったり、
積立月額が少ない場合は「追加一時金」を徴収される可能性があるので
注意が必要です。
※当店では購入検討の際該当マンションの「重要事項調査報告書」を準備し
財政状況のアドバイスをさせて頂きます。
<ポイント:その2>~建物・駅距離
「駅近」はマンション選定重要ポイントですが、目安としては徒歩10分以内、
理想は5分以内となります。ちなみに表視される「徒歩OO分」は駅入口までの直線距離
ではなく、実測距離(80m/分)で計算することを業界原則としています。
当人の利便性は勿論のこと売却時にも重要なポイントとされます。
<ポイント:その3>~周辺環境
マンションの周辺環境も重要です。その方の家族環境にもよりますが「公園」「病院」「学校」
「店舗(スーパー)」へのアクセス利便性は当店でも必ずチェックします。
併せて建物環境としては「メールボックス」「共用部分(エレベータ・廊下・エントランス等)」
も内覧の際気を付けたいところです。
<ポイント:その4>~資金計画
当店ではおすまいさがしと同時に「住宅ローン」相談も行います。
マンションの場合はローン返済・固定資産税に加え
途中変動(ひきあげ可能性がある)管理費・積立金が長く続く
コストとして挙げられます。
しっかりとした資金計画が必要なのは言うまでもありません。
<ポイント:その5>~建築時期
以前にもコラムで触れましたが建物耐震性については節目の時期があり
旧耐震・新耐震移行時期が1981(昭和56)年6月1日となります。
これは築年月ではなく「建築確認」日付が重要ポイントです。
目安としては築年月が1983(昭和58)年4月以降となります。
旧耐震物件購入の際は「耐震補強計画」有無とある場合費用工面
計画のチェックも必要です。
※当店では基準チェックはおこない情報開示させて頂きます。
<ポイント:その5>~開発計画情報収集
周辺雰囲気のみならず、将来の(駅前等)開発計画も役所情報サイト等で
チェックしておくことが大切です。
<ポイント:その6>~間取利便性
現状間取は当然チェックしますが、選び方を間違えると今後の生活がストレスとなります。
家族構成により適した間取も変化するのでその面も考慮する必要があります。
将来的に売却を考えるならば幅広い層に受けられやすい(バルコニー側間口が大きい)
ワイドスパンタイプを購入すると間取変更自由度も高く日当・風通も良く高評価となります。
<ポイント:その7>~災害リスク
地震・台風・集中豪雨などの水災と大規模災害は報道等でも大きく取り上げられ
災害リスクはおすまいさがしでも最近特に重要視されています。
河川・海岸位置、地盤状況は自治体発行「ハザードマップ」等で確認できます。
特に建物構造でカバーできない地域は避けるのが良いかと思います。
当店では上記チェックポイントは積極的に開示してお客様のおすまいさがし
の参考になるよう行動しています。