世の中は新年度を迎えるべく、卒業式・入学試験(合格発表)・人事異動等
行事が目白押しの状況かと思います。
これまでの「日常・通常」が変化をしている状態ですが、
おすまいの重要な節目である「大規模修繕(マンション)」にも
画期的な提案が話題となっています。
<マンション大規模改修工事の周期を 12 年から最大 18 年に延長 長期保証により
「築 60 年」の節目までに工事回数を削減>
大手不動産会社系列マンション管理会社「東急コミュニティー」が先日報道公開したもので、
従来の大規模修繕周期を品質を維持しながら延長するものです。
↑ 主なマンション設備のメンテ周期
<大規模改修工事周期延長の背景>
マンションを終の棲家と考え、永住意識を持つ居住者が増加する一方、
建物の老朽化と居住者の高 齢化といういわゆる「2 つの老い」は社会問題となっています。
分譲当時の資金計画に対して老朽化に 伴う工事費等の支出が増加し、管理組合財政のひっ迫や、
役員のなり手不足、工事資金不足で適切な 修繕が行われないことによる資産価値の低下等も問題になっています。
当社は全国約 34 万戸のマンションを管理する総合不動産管理会社です。
年間約 200 件の大規模改修 工事を請け負っており、適正な管理による良質な社会的ストックの形成を
社会的使命ととらえていま す。マンション管理、工事に長年携わる中で、
当社は「大規模改修工事による延命」か「建て替え」 の判断を必要とする「築 60 年」以降を
「セカンドステージ」と定義づけ、お客様に余裕を持った準備 を進めていただく方策を模索してきました。
<大規模改修工事の長期保証による、工事周期の延長>
このたび、当社は大規模改修工事の周期を 12 年から最大 18 年に延長できる
長期保証商品(商品名「CHOICE」) を販売開始いたします。大規模改修工事で用いる仕様・工法等の工夫により、
防水、塗装 など建物の外装に関わる工事の保証期間を従来に比べ 1.5 倍~2 倍に延長します。
これにより、従来 12 年と言われる大規模改修工事の周期を最大 18 年に延長することができ、
築 60 年のセカンドステー ジを迎えるまでの大規模改修工事の回数を削減することが可能となりました。
管理組合は従前と比べ 築 60 年目までにかかる総工事費を抑えることができ、大切なお住まいの今後について、
選択の幅が持 たせられると考えています。
大規模改修工事の周期延長は適用条件を満たせば新築だけでなく既存のマンションにも適用が可能 です。
今後、大規模改修工事の検討を進める首都圏の総合管理マンションを対象に提案していく予定 です。
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業界の常識を打破して、新たな提案をする話題ですが
これからおすまいさがしをされる皆さん(特にマンション居住を選択する方)は
各設備のメンテ周期とともに頭の片隅に入れていただければ幸いです。
当店にお越しいただければこうした知識提供や疑問点の解決に
繋がると思います。
BY 池田