スタッフの休日(夏休み編・池田)第2/3回目です。
今回は周辺観光のご紹介です。ただし、当方十勝(帯広)は4回目の訪問となりますので
一般の観光客(ツアー)とは違いますがマニアックな観光を希望される方には参考になるかと思います。
※付近には植栽庭園(六花亭の森・真鍋庭園・紫竹ガーデン等)私設見学スポットも多いので
お時間ある方はおススメです。また物産展での常連「花畑牧場(芸能人 田中義剛さん経営)」は
帯広市南部にある中札内村にあります。
<観光編>
北海道は大きく分けて12ブロック(総合振興局・旧支庁)あり十勝ブロック中心地が帯広市です。
ちなみに北海道全体では約180市町村があり総面積は愛知県の約16倍という広さです。
つまり1振興局は県単位相当の大きさなので道民同士でも他ブロックとの話題が出てもピンとこない
ことも多いのです。
みなさんのイメージだと十勝といえば広大な農場が広がるのどかな田園風景でしょうが、
中心地は一般の都会と変わりません。ただし車で20分程度走るとこのような風景となります。
いまの季節だと「とうもろこし」「ジャガイモ」が通常風景です。
この時期出荷時期で娘も収穫作業バイトで大忙しとなります。
併せてこの時期他地方では目にかかることはまずない珍しい光景も眺めることができます。
↑ 甜菜(てんさい・別名サトウダイコン・ビート)畑です。このダイコンを圧搾して
その抽出液を生成して製糖にします。店頭では「てんさい糖」として販売されます。
ちなみに、アクが強すぎてそのままでは食することはできません・・
さて主な訪問先ですが、はじめは(独身時代以来約30年ぶり訪問した)ワイン醸造施設となりました。
↑ 観光名所でもありますが池田ワイン城(池田町)
建物自体に大きな変化はありませんでしたが、施設内はかなり見学しやすく明るい感じになっていました。
併せて娘が在学中の日本で唯一大学構内で日本酒醸造を行っている酒蔵(上川大切酒造・碧雲蔵)も訪問
次に3年前十勝地方が舞台となった NHK朝ドラ「なつぞら」(広瀬すずさん主演)で使用されたオープンセットが
今春公開されたので見学してきました。
道の駅おとふけ なつぞらのふる里 (michinoeki-otofuke.jp)
現状付近の農場では見かけない設備も多いのですが、ドラマで観ていたセットもありとても感慨深い光景でした。
↑ この施設は主人公の家・友人の菓子店と一緒に道の駅(おとふけ)に常設されています
残るは地元色がさらに強いものとなります。
この十勝地方では世界的にも大変珍しい(以前はドイツとこの2地方のみ)「モール温泉」に
行ってきました。 一般的な(火山性の鉱物泉とは異なり)石炭の形成途上であり炭化が進んでいない泥炭や亜炭層から
源泉を汲み上げるため、植物起源の有機質を多く含み、肌に触れるとツルツルとした感触があるのが特徴です
とはいえ地域住民には親しみやすい温浴施設で銭湯レベルでも源泉かけ流しの泉質が楽しめます。
回数券だと300円程度で入浴できるので地元民は大変恵まれているのでは・・・
↑ 娘の下宿から徒歩圏内にある銭湯。湯色は茶褐色で入浴後は肌がかなりスベスベします。
さてご当地というよりも世界的にもここだけの方法で競馬開催が行われている
「帯広競馬場」にも行ってきました。※~2006年は道内に3か所あり
【公式】ばんえい十勝/馬の一発逆転ライブショー (banei-keiba.or.jp)
広く親しまれる「競馬」⇔「ばんえい」ちがいは
① 騎手が馬の背に騎乗⇔そりの上からけん引
② サラブレッド(体重500kg前後)⇔ばんえい種(体重1,000kg前後)
③ 競争時負担重量 50~60kg⇔ 500kg~1,000kg
※通常競馬は旧軍用で移動のスピードを競うものなのに対しばんえいは荷役効率
を競うために行われた経緯があるためです。
④ ゴール(決勝)判定 ゴールラインに体の一部が接したとき⇔そりの後端が通過したとき
※通常競馬は前述のようにスピードを競うため到達する時間を競うものですが、ばんえいは
荷役の終了(運びきる瞬間)を競うため。
といったところでしょうか・・・
~ばんえい競走馬(ばんば)
~ばんえい馬場(競争路)・ハードルが2箇所あります
距離・コースは同一ですが負担重量(斤量)が競走番組により異なります
実際の競走の雰囲気は・・
競馬なので駆け引きがあり各馬は第2障害手前でひと呼吸おいたのち
仕掛けタイミングを考えゴールを目指します。
200mを1:30~2:00程度のレースなので観客の皆さんも歩きながら観戦できるところが
醍醐味なのではと思います。もしこちらにお越しの際は是非競馬場に足を運んでください。
またラッキーなことにこの週は道内でも有名な花火大会(勝毎花火大会・約2万発)を観ながら
レースを楽しむことができダブルの満足でした。
観光を主眼とした旅行ではありませんでしたが、ある意味日常(市民)の楽しみを感じることが
できたのはとてもよかったと思います。
BY 池田